新万博体育_万博体育app¥娱乐平台官网7年度新万博体育_万博体育app¥娱乐平台官网立大学大学院秋季入学式を新万博体育_万博体育app¥娱乐平台官网7年(2025年)9月19日に本学CPDホールで行いました。本学では、大学院で学びたい方、特に社会人や留学生のニーズに応えるため、平成24年度から大学院博士後期課程に秋季入学制度を導入しています。
今年度は、環境共生学研究科博士後期課程に2名が入学しました。
堤裕昭学長は、「20世紀後半、1970年代?1980年代頃には、来る21世紀にはさらに科学技術が発達して、近未来の社会は何不自由のない、便利で快適な生活を送ることができるバラ色に輝く社会を想像し、その時が訪れることを多くの人々が待望していました。私もその1人でした。ところが、実際に21世紀に入ってみると、地球温暖化の進行に伴う異常気象や自然災害が頻発しています。今年の熊本は9月中旬になっても、まだ最高気温が34℃にも達し、例年にない量の降水や雷を伴った荒れた天候が頻発しています。この地に生きる植物も動物もこの異常な気象に適応することが難しくなり、至るところで自然のバランスが崩れつつあります。農作物が正常に育つのか、食糧生産は大丈夫なのか、大きな不安を抱えています。また、これらのことに呼応するかのように、人間の社会も不安定化して、地球上の様々な場所で起きている争い事のニュースが絶え間なく伝えられてきます。
今こそ、我々には英智が求められています。我々がこの地球で暮らしていくためには、大量のエネルギーや食べ物が必要です。そのことは、地球の自然の改変を伴います。しかしながら、自然を破壊しては、我々はこの地球上に存続することはできません。自然とのバランスをとりながら、人間社会をいかに発展させていくことができるのか、これは我々がこの地球で存続していく上で、追い求めていく永遠の課題の1つと言えるでしょう。
本日、本学の大学院環境共生学研究科博士後期課程に入学し、水銀研究で博士号の取得を目指すお二人には、それぞれ、水銀に関わる環境問題について研究し、それに関する理解を進め、将来どのように対処していくべきか、その対策に係わる知識と技術を修得してください。そして、3年後、博士号を無事取得して母国に帰還されて、その環境問題の最前線に立って活躍されることを祈念します。 最後に、これからの3年間、熊本での生活を存分に楽しんでいただくことを願います。日本の社会は、世界の近況を振り返ると、非常識なくらい平和で、安全であり、特に熊本は飲料できる地下水が豊富で、食べ物がとても美味しい所です。研究に追われる日々を送られることと思いますが、熊本の綺麗な水を飲み、美味しい食べ物を食べてリラックスして、元気に研究の日々を過ごしてください。」と式辞を述べました。

